除夜のテキストラーイク祭り


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「飼育するモノされるモノ!」




昔話、してもいいかな?




って言っても、
この国に伝わるヤツじゃなくてマヨの昔話だけど。


イヤ?


…そういわれても、もう始まるよ。











うちね、実家がマンションなのね。


十ウン年前、引っ越してきたのだけど。


それはそれは、ごく普通のマンションで、やっぱそういうとこに共通なルールみたいのがあって。


その筆頭がペット禁止だったのね。


隠れて室内で飼ってればわからないのかもしれないけどさ。




でも、越してきた当時、小学生だったマヨは
「ペット? 別にいらないよ。それより今月でたマリオ買ってよお」
という現代っ子だったのね。




親もさ、ペット欲しいとか言われたときの対応は考えてたと思うのだけど、
そんな事態にはならなかった。






ちなみにそんとき、マヨがイメージしてたペットって犬とかなんだけど、


たとえ飼ってもいいことになっても飼えるわけないなって、自分でわかってた。




だってマヨ、散歩とかしたくないし。




今でこそ板みたいにガリのマヨだけど、その頃はいわゆるブ~ちゃんだったから。


単純な話、室外活動すると息切れするようなかんじ。




犬と散歩なんて論外なわけ。そんなことしたら痩せちゃうよ。ポテチ食べたいなあ。






そんなマヨに一大転機が訪れた。




その足りない頭でもって
『名犬ラッシー』を読んじまったのね。




みんな知ってると思うけど、ラッシーはさ、飼い主の少年と離ればなれにさせられるんだな。




飼うのを反対した父親が、千キロ近くも離れた地方にラッシーを売り飛ばしちゃうんだ。






この時点で結構泣けるんだけど。




さらに心揺さぶられることに、ラッシーは良く利く鼻を頼りに


飼い主の少年のもとへと帰ろうとするんだよ。




それはそれは長く辛い道のりを1匹で駆け抜けるんだよ。




でボロボロの姿になって家へ帰ってきたラッシーを少年は泣いて抱きあげる。
再会が果たされた瞬間だよね。




そして、その光景を目の当たりにした父親は、ついにラッシーを飼うことを認めるんだ。


これでやっと、ラッシーは少年と幸せに暮らすことになるんだよ。




っていうのが話の筋。






マヨは感動した。




読み終わって興奮にうち震えたよ。思わず立ち上がっちまった。


はずみで体の肉もブルンブルン震えてた。




そして考えた。






マヨも犬飼いたい


マヨもラッシーと感動の再会を果たしたい…






こういう本読んだあとって、こうして結構誰でも影響されるとは思うのだけど。


この肉団子の場合、


すでにラッシー捨てるのが前提になってる時点で、飼い主の資格はないよね。


でも、そんなことお構いなし。






肉という肉をゆすりながら家に帰って、


夕食の準備してたカーチャンに言いました。




ねえ、犬飼っていい?






ガターン!
包丁を取り落とす。


遂にこの時が来たか


みたいなカンジで恐る恐る振り向くカーチャン。




マヨの手にしている『名犬ラッシー』に目がいき、
全て事情はわかりましたとばかりにうなずくカーチャン。


そうしておいて「お父さんがいいっていったらね」と親父に丸投げしようとする。




すべては父親に委ねられた。


この、本と同じ構図に興奮し、主人公になったかのようなマヨ。






仕事から帰ってきた親父に言う。


ラッシーが飼いたい


お袋から話は通ってるらしく、うんうん、とうなずく親父。しかし一言、無理だよ。




「なんでだよなんでだよ」と精一杯飛びはねて不満を訴えるマヨ。




次の瞬間、パチーンと小気味良い音。
一瞬、殴られたのかと思った。


ラッシーの主人公も親に殴られそうになってたからね。




でもよく見たら、マヨのは


腹の肉がぶつかりあって立てる音だった。


ショックでちょっと大人しくなるマヨ。




そこを契機に親父が


あのな、お前が犬飼うのは理論的に無理だよ。


と言う。




理論てなんだよ?


とマヨは思ったけど黙って聞いてた。




親父が言うには、




来週になってもまだ飼いたいって言うなら考えてやる




つまり、ちょっと頭冷やせと。


今は読み終わった後で気持ちが昂ぶってるだけで、おさまれば忘れるから。


というわけ。




付け加えるならば、




自分のことで手一杯だろうと。


お前は自分の肉の世話だけでもフウフウ言ってるんだからさ。


犬なんて無理だろ。


と。







ひどい。




マンションだから無理とかじゃないのかよ。


なんで直球なんだよ。






許せん。




猛然と反論するマヨ、手にはポテチ(うすしお)。




そんなことないよ!


肉はともかく、ラッシー飼いたいのは、気分の問題じゃないんだ。


感動したんだよ。


どっちかと言えば、肉こそ気分の問題だよ。


実際、マヨ自分が太ってると思ってないしぃ
(マジで!?)


と言い切った。






そして




一週間後のマヨ。






ここまで来たらおわかりでしょうが






忘れてた。ものの見事に忘れてた。


ラッシーの本は図書館に返すのさえ忘れてた。




ほこりかぶったラッシーを前に、


新発売のポテチかっ喰らいながら、これは無理だわって改めて実感してた。




その後飼ったものって言えば、せいぜい金魚くらいで、今に到るんだけど。




そんなマヨが、先日、ニワトリを飼っていることが判明した。


不思議なことに、このニワトリは餌いらないのね。




気づいたのは偶然からなんだけどさ。


たまたま駅前でね、近所の綺麗なお姉さんに会ったから、
ここは一発爽やかに挨拶をキメとこう、と思ってさ。言ってやったんよ。




元気よく




こここここんにちわ








ね、ニワトリいたでしょいま。




まさか、ニワトリが住みついてるとはね。


心にいつもニワトリを。とんだチキン野郎でした。


こりゃうまいこと言ったね。


そんなダジャレは結構、結構、コケコッコーってね。








…なんか冴えてんな今日は。


ほんとはいつもだけど。











こんなかんじでねマヨの話は終わりなんだけど。


ここまで読んでくれた人ホントありがとね。


もっとかっこよく締めるはずだったんだけど。
いいよね、こんなんでも。






それでは、画面の前のアナタ!




いずれまたどこかでお会いしましょう。




ばいばーい。






著者:「丼マヨネーズ」 マヨ

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